大型トラック運転手の年収は平均507.2万円年齢別・企業規模別の差(令和7年の統計)

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2026年10月15日 公開・統計: 2026年3月24日公表・キャリア査定AI編集部(運営者について)

公的統計で確かめた大型トラック運転手の年収は、平均507.2万円です。数字の出どころは厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)で、職種区分「営業用大型貨物自動車運転者」の値を使っています。2025年6月分の月給(きまって支給する現金給与額)を12倍し、2024年の1年間の年間賞与その他特別給与額を加えたものを年収としました。働いている人の平均を見ると、年齢は51.5歳、勤続年数は13.4年です。

年齢別に並べてみると、25〜29歳から30〜34歳にかけて年収が上がったあとは伸びが小さく、最も高い50〜54歳でも531.6万円です。全職種平均と比べると、25〜29歳・30〜34歳では上回るものの、35〜39歳からは下回り、その差は55〜59歳まで年齢とともに広がります。後半では、勤め先の企業規模で年収がどう違うかと、毎月の手取りの目安も取り上げます。

年収507.2万円の大部分は月給で、月給38.69万円のうち所定内給与額は30.63万円

大型トラック運転手(営業用大型貨物自動車運転者)の給与の内訳(全年齢・男女計)

項目金額
月給(きまって支給する現金給与額)38.69万円
うち所定内給与額(残業代などを除いた額)30.63万円
年間賞与その他特別給与額42.96万円
年収(月給×12+年間賞与)507.2万円
平均年齢・平均勤続年数51.5歳・13.4年

統計区分「営業用大型貨物自動車運転者」の値です。同じ表5の職種一覧には「営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)」と「自家用貨物自動車運転者」の行が別にあり、そちらに数えられた人はこの記事の数字に入っていません。勤め先の業種はまとめて集計されており(産業計)、正社員と契約社員なども分けずに出した平均です。企業規模10人以上の民営事業所で働く一般労働者(短時間労働者を除く)・男女計の平均値。月給は2025年6月分、賞与は2024年の1年間の実績で、いずれも税・社会保険料を引く前の額。年収は「月給×12+年間賞与」で計算した値です。出典: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)一般労働者・職種 表5「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421120

表に並ぶ金額は、税・社会保険料を差し引く前のものです。所定内給与額は残業代などを含まない額なので、月給38.69万円と所定内給与額30.63万円の開きが、残業代などにあたります。統計の月給は2025年6月の1か月分のため、残業代などが月によって増えたり減ったりする場合、ほかの月の給与はこの値から上下します。

年間賞与は42.96万円で、年収507.2万円の大部分は月給の12か月分が占めています。この職種の年収を考えるときは、賞与よりも毎月の給与の中身、とくに所定内給与額と残業代などの割合が大きく関わってくると言えます。

また、全年齢の507.2万円は、次の表で見る30〜34歳から55〜59歳までのどの年齢階級の年収よりも低い値です。507.2万円を下回る25〜29歳や60〜64歳なども含めて平均しているためで、30代から50代の人が自分の年収と比べるなら、年齢階級ごとの値のほうが目安になります。

30代からの伸びは小さく、年齢別で最も高いのは50〜54歳の531.6万円

大型トラック運転手の年齢別の月給・賞与・年収(男女計)

年齢階級月給年間賞与年収
20〜24歳34.71万円29.74万円446.3万円
25〜29歳36.84万円29.78万円471.9万円
30〜34歳39.73万円35.16万円511.9万円
35〜39歳39.96万円44.01万円523.5万円
40〜44歳40.49万円41.21万円527.1万円
45〜49歳40.23万円47.04万円529.8万円
50〜54歳40.28万円48.23万円531.6万円
55〜59歳39.25万円47.00万円518.0万円
60〜64歳36.13万円37.58万円471.1万円

20〜24歳は、集計の対象になった人数が少なく値が振れやすい年齢階級のため、表の中でも参考値として扱ってください。企業規模10人以上の民営事業所で働く一般労働者(短時間労働者を除く)・男女計の平均値。月給は2025年6月分、賞与は2024年の1年間の実績で、いずれも税・社会保険料を引く前の額。年収は「月給×12+年間賞与」で計算した値です。出典: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)一般労働者・職種 表5「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421120

人数が少なく値が振れやすい20〜24歳を外して、25〜29歳から順に見ていきます。年収は25〜29歳の471.9万円から30〜34歳の511.9万円に上がり、25歳以降で年齢階級が一つ上がるときの伸びとしては、ここが最も大きくなっています。

30〜34歳から先は、523.5万円(35〜39歳)、527.1万円(40〜44歳)、529.8万円(45〜49歳)と小刻みに上がっていき、表の中で最も高い50〜54歳の531.6万円に至ります。30〜34歳から50〜54歳までの年収は511.9万円〜531.6万円の範囲に収まっていて、30代から50代前半までは、年齢階級による年収の違いが小さい並びです。

月給と年間賞与に分けて見ると、月給は30〜34歳から55〜59歳まで39.25万円〜40.49万円の間にあり、最も高いのは40〜44歳の40.49万円です。年間賞与は、30〜34歳では35.16万円ですが、40〜44歳でいったん下がりながらも年齢階級が上がるにつれて多くなり、50〜54歳の48.23万円が表の中で最も多い額です。50〜54歳は月給では40〜44歳をわずかに下回りますが、年間賞与が最も多いことで、年収では最も高くなっています。

55〜59歳になると年収は518.0万円に下がり、60〜64歳では471.1万円と、25〜29歳の471.9万円とほぼ同じ水準です。60〜64歳の月給36.13万円は30〜34歳から55〜59歳のどの年齢階級よりも少なく、年間賞与37.58万円も35〜39歳から55〜59歳のどの年齢階級より少なくなっています。この年代で年収が下がる理由までは、この統計からは分かりません。

なお、この表は調査の時点で働いていた人を年齢で区切って平均した、いわば横並びの比較です。同じ人を何年も追いかけた記録ではないため、これからの自分の年収がこのとおりに動くとは限りません。

全職種平均を下回るのは35〜39歳から、差が最も大きいのは55〜59歳の-123.4万円

大型トラック運転手と全職種平均の年収(年齢別・男女計)

年齢階級大型トラック運転手全職種平均差
20〜24歳446.3万円361.4万円+84.9万円
25〜29歳471.9万円448.2万円+23.7万円
30〜34歳511.9万円507.3万円+4.6万円
35〜39歳523.5万円556.7万円-33.2万円
40〜44歳527.1万円594.7万円-67.6万円
45〜49歳529.8万円613.6万円-83.8万円
50〜54歳531.6万円633.9万円-102.3万円
55〜59歳518.0万円641.4万円-123.4万円
60〜64歳471.1万円506.3万円-35.1万円
全年齢507.2万円545.6万円-38.3万円

全職種平均の列は、表1の一般労働者全体(学歴計)から計算した年収です。大型トラック運転手の20〜24歳は人数が少なく値が振れやすいので、その行の差は参考にとどめてください。企業規模10人以上の民営事業所で働く一般労働者(短時間労働者を除く)・男女計の平均値。月給は2025年6月分、賞与は2024年の1年間の実績で、いずれも税・社会保険料を引く前の額。年収は「月給×12+年間賞与」で計算した値です。差は四捨五入前の値から計算しています。出典: 大型トラック運転手=厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)一般労働者・職種 表5「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421120 / 全職種平均=同調査 一般労働者 表1「学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」(学歴計) https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040420843

25〜29歳では、大型トラック運転手の年収が全職種平均を23.7万円上回り、30〜34歳でも4.6万円上回っています。上下が入れ替わるのは35〜39歳で、ここで全職種平均を33.2万円下回り、この先はどの年齢階級でも全職種平均より低くなります。

下回る幅は年齢階級を追うごとに大きくなり(40〜44歳67.6万円、45〜49歳83.8万円、50〜54歳102.3万円)、55〜59歳の123.4万円で最も大きくなります。全職種平均が30〜34歳の507.3万円から55〜59歳の641.4万円まで上がり続けるのに対して、大型トラック運転手の年収は同じ年代で511.9万円〜531.6万円の範囲にとどまっています。年齢が上がるほど差が開くのは、この伸び方の違いによるものと読み取れます。

60〜64歳では全職種平均も506.3万円まで下がるので、大型トラック運転手の471.1万円との開きは35.1万円となり、35〜39歳の差と近い大きさです。

全年齢どうしで比べた差は38.3万円で、40〜44歳から55〜59歳までの各年齢階級の差(67.6万円〜123.4万円)と比べるとかなり小さく見えます。全年齢の平均は年齢による違いをならした値なので、この職種のように年齢によって差の向きや大きさが変わる場合は、自分の年齢に近い行で比べるほうが、差の大きさをつかみやすくなります。

勤め先の規模では100〜999人の559.0万円が最も高く、10〜99人とは91.5万円の差

大型トラック運転手の年収(勤め先の企業規模別・全年齢・男女計)

企業規模平均年齢月給年間賞与年収
10人以上の計51.5歳38.69万円42.96万円507.2万円
1,000人以上50.2歳40.28万円60.55万円543.9万円
100〜999人50.5歳41.61万円59.72万円559.0万円
10〜99人52.4歳36.56万円28.80万円467.5万円

企業規模は勤め先の法人全体で働く常用労働者の数による区分です。企業規模10人以上の民営事業所で働く一般労働者(短時間労働者を除く)・男女計の平均値。月給は2025年6月分、賞与は2024年の1年間の実績で、いずれも税・社会保険料を引く前の額。年収は「月給×12+年間賞与」で計算した値です。出典: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)一般労働者・職種 表5「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421120

3つの規模を比べると、年収が最も高いのは100〜999人の559.0万円で、1,000人以上の543.9万円を上回っています。この2つの規模は年間賞与が59.72万円と60.55万円でほとんど変わらない一方、月給は100〜999人の41.61万円が1,000人以上の40.28万円より高く、その違いが年収の順番に表れています。規模が大きいほど年収も高い、という並びにはなっていません。

10〜99人の年収は467.5万円で、100〜999人との差は91.5万円です。10〜99人は月給36.56万円・年間賞与28.80万円のどちらも3つの規模の中で最も少なく、年間賞与はほかの2つの規模を大きく下回ります。月給の差は1年で12か月分積み重なるため、年収の差には賞与だけでなく月給の違いも大きく効いています。

10〜99人は平均年齢も52.4歳で、50.2歳の1,000人以上、50.5歳の100〜999人より少し高めです。ただ、年齢別の表では25〜29歳から60〜64歳までの年収が471.1万円〜531.6万円の範囲だったのに対して、規模別の年収は467.5万円から559.0万円まで開いています。平均値どうしで見る限り、この職種では年齢による違いよりも、勤め先の規模による違いのほうが大きく表れていると言えます。

同じ規模の中でも、勤め先によって給与の水準は異なる場合があります。規模別の数字は相場をつかむ目安にとどめ、応募先の月給と賞与は一社ずつ確かめてください。

月給38.69万円は残業代なども込みの額: 手取りにすると月29.0〜31.0万円

手取りの割合を額面の75〜80%程度と置くと、平均の月給38.69万円から見た毎月の手取りは29.0〜31.0万円です。差し引かれる社会保険料や所得税・住民税の額は、扶養・お住まいの自治体・前年の所得といった条件で変わるため、この範囲も幅をもたせた目安です。

また、この月給には残業代なども含まれています。残業代などが少ない月は額面がそのぶん下がり、手取りもこの範囲を下回る可能性があるため、所定内給与額30.63万円との開きも意識して、自分の給与明細と見比べてみてください。

大型トラック運転手が年収を増やしたいときに見比べたい条件

  • 月給のうち残業代などが占める部分: 統計では、月給と所定内給与額(残業代などを除いた額)の間に開きが見られました。求人の月給に残業代などの見込みが含まれていないかを確かめ、基本給や手当と分けて比べると、残業が少ない月の収入の見当もつけやすくなります。固定残業代が含まれる場合は、何時間分にあたるのか、超えた分が別に支払われるのかも確認しておきたい点です。
  • 賞与の有無と前年の実績: 規模別の表では、規模の小さい勤め先ほど年間賞与が少なく、最も小さい区分ではほかの区分を大きく下回っていました。応募先を比べるときは、賞与があるかどうかに加えて、前年に実際に支給された額や額の決まり方もたずねておくと、月給だけでは見えない年収の違いに気づきやすくなります。
  • 勤め先の規模は目安の一つ: 年収は規模が大きいほど高いという並びではなく、最も高かったのは真ん中の規模の区分でした。規模だけで判断せず、応募先ごとに月給と賞与の両方を確かめるのが現実的です。
  • 仕事の条件と手当の付き方: 運ぶもの・走る距離・勤務の時間帯といった条件は求人ごとに違い、手当の種類や額も求人によって異なる場合があります。手当の名前だけでなく、どんな条件でいくら付くのかを確かめ、いまの仕事と条件をそろえて比べると、違いがつかみやすくなります。
  • 昇給と、年齢を重ねたあとの給与: 年齢別の表では、月給は年齢階級による差が小さい年代が長く続き、年収は最も高い年代を過ぎると下がっていく並びでした。昇給がどんなときにあるのか、定年の有無や、その後も働く場合の給与の決まり方を応募の段階で確かめておくと、長く働いたときの見通しを立てやすくなります。

同じ年収でも、基本給・手当・残業代など・賞与の組み合わせは求人ごとに違う可能性があります。いまの給与明細と同じ項目に分けて並べると、条件の差が見えやすくなります。

まとめ

大型トラック運転手(営業用大型貨物自動車運転者)の平均年収は507.2万円で、30代から50代前半にかけての伸びは小さく、最も高い50〜54歳でも531.6万円でした。25〜29歳と30〜34歳では全職種平均を上回るものの、35〜39歳から下回り、55〜59歳では最も大きい123.4万円の差になります。勤め先の企業規模別では100〜999人の559.0万円が最も高く、10〜99人の467.5万円とは91.5万円離れていて、年齢による違いより大きな開きです。求人を比べるときは、月給のうち残業代などが占める部分、賞与の前年の実績、勤め先の規模の3点を、いまの給与明細と並べて確かめてみてください。

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出典・注意事項

本記事の統計数値の出典: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)。金額は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」から計算した統計上の平均値で、表示の桁は各表の注記のとおりです。

掲載内容は一般的な傾向の解説であり、個別の年収や転職結果を保証するものではありません。 企業規模・地域・雇用形態・職務内容などにより大きく変わります。

算出手順の詳細は 算出方法と出典 をご覧ください。